もう一つの脳を作るしくみ「ツェッテルカステン」とは?
「ツェッテルカステン」とは?
このメモ術で、ニコラス・ルーマンはクオリティの高い本、学術論文を多数発表した経緯も。
「ツェッテルカステン」のやり方
- 単一のアイデアを小さい紙に書き起こす
- 小さい紙の端に、他の紙とリンクする識別子(カテゴリ、タグ、キーワード、数字)をつける
- いくつかの小さい紙がまとまりそうなら、その流れを説明した(まとめた)カードも作る
たったこれだけ!
「ツェッテルカステン」のコツ
- 体型的にまとめることを意識せず、ひとまず書く→リンクする
- 必ず他のカードとリンクさせる(繋げる)こと
リンクされない知識は忘れ去られる。
「ツェッテルカステン」のメリット
- リンクさせることで、とある情報を引き出したときにリンクする情報もあわせて紐づいて思い出されることで、記憶に定着しやすい。
- 単一で独立性の高い情報が、実は他の情報とリンクすることで、別のアイデアとして生まれ変わることも。
色んな情報の貯め方がありますが、「記憶に残しやすいか」「他のアイデアとの関連性」に焦点を当てるこの方法は利点が大きいと感じます。
自分に合うメモ術を探索しよう
情報が集積し、連なる構造は人間の脳と同じです。
情報が整理され、他の情報とリンクし活かされる形になったとき、情報が知識となります。
その知識をどう貯めていくか、必要なときにどのように引き出しから引っ張ってくるのか。
やり方は人それぞれで、その人に合った記録方法にするためには必ず工夫は必要ですが、まずはトライアンドエラーで試してみるのもいいかも。